TOP > 大岡川&中村川 散策してきました!
2009年05月08日
横浜市内の小学校に通う子どもは、必ず横浜の歴史として「吉田新田」を学びます。
江戸時代(1656年)、中区辺りがまだ釣り鐘形の入り海(いりうみ=海岸や湖の一部が陸側にえぐるように入り込んでできた地形)だった頃、木材石材商の勘兵衛さんがこの入り海に、近くの山を切り崩した土を運び、潮の満ち引きや荒波で何度も中止に追い込まれましたが、9年の歳月をかけて埋め立て、水田を作りました。
円海山の湧き水が大岡川となり、海へとつながっていました。その河口を北に大岡川、中央に中川(水田のための用水路、現在は無い)、南に中村川と3つに分け、中州を作ったのです。幕府はその功績を讃えて、勘兵衛さんに「吉田」という名字を与え、その新田を「吉田新田」と名付けて、名主にしたそうです。
完成した時に、勘兵衛さんは新田の鎮守として、「大岡川」と「中村川」が分かれる所に「お三の宮日枝神社」を創建しました。「お三」という女性が、勘兵衛さんに許嫁の敵討ちを手助けしてもらったご恩返しにと、海を鎮める為に人柱となって身を投じたので、その霊を祀ったという説もあるそうです。
歌舞伎ファンの私、この類の話が大好きです。
ということで、まず4月の初めの週末、お花見も兼ねて「大岡川」に散策に行ってきました!
桜木町から川の南岸を上流に向かって歩いてみると、川面に覆いかぶさるように咲く満開の桜のトンネルの下を、屋形船、プレジャーボート、カヌーが何艘も行き交っていました。
屋台が立ち並び、イベント会場から音楽が流れ、地域のボランティアさんたちの手作りブースがあったり、通り沿いにある教会の幼稚園ではバザーが、材木屋さんでは子ども達に工作を教えていました。
曲線状に川にはみだして建っている「都橋商店街」は、ほとんどが飲食店で60軒あるそうです。小さな看板がかわいらしく、映画のセットみたいでした。
黄金町駅京急線ガード下は、ガラス張りのおしゃれなショップに改装されて、アートな感じ。地域の方たちや、共感した有志の方達の活性化活動で、魅力あるまちづくりが進められているようです。
その2週間後、こんどは中村川の散歩に行ってみました。
元町、谷戸橋から上流へ向けてスタート!
川の上は高速道路。暗い川面です。
石川町駅を過ぎると、急に視界が明るくなりました。高速道路がなくなり、パーっと空が広がりました。川はこうでなくっちゃ! 地蔵坂のお地蔵さんがいたり、日本最初の石けん工場発祥の地があったり、日本最古のピン結合トラス式(部材と部材を一本のボルトで結合する方式で、 明治中・後期にしか見られない)での道路橋があったり、タンポポやツツジが咲いているのを見つけたりしながら、磯子からの掘割川との合流地点に着きました。
そこから少し歩くと、ついに来ました「吉田新田」。
あの釣り鐘の頂点、「大岡川」と「中村川」の分岐点。
蒔田公園内を大岡川の方に移動して、橋の上からVに分かれる2本の川を見ることができました! 「江戸時代に、ここから埋め立てたんだ…」とけっこう感動。
忘れずに、「お三の宮日枝神社」に参拝。
それから、イセザキモールへ。「世界中のこども達の幸せを願って~こいのぼりストリート」ということで、アーケードに鯉のぼりが飾られていました。その下では「ヨコハマ大道芸inイセザキ」開催中で、楽しいパフォーマンスに道行く人もワクワクドキドキ。
関内駅近くの吉田町商店街では「アート&ジャズストリート」のイベント。ジャズの生演奏が聞こえて来ました。
そして都橋には八重桜。
野毛では、4月25・26日に毎年恒例の「野毛大道芸」が開催され、驚きのパフォーマンスに道行く人もおもわず歓声!
そして「大岡川」には、4月下旬になると、こいのぼりが泳いでいます。