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2009年07月31日

夏休み 本牧市民公園のプールとトンボそして八聖殿

蝉の声が聞こえてきました。また暑い夏が来ます。
息子たちが小学生の頃、毎年6月中旬に学校のプール掃除がありました。ヤゴがたくさんいて、それを捕まえて近くのトンボ池に放しに行きました。
トンボ池は、約20年前、本牧市民公園にできました。
本牧は昔、湿田だったせいか、トンボがうるさいほどに飛んでいたそうです。そのトンボを再び呼び戻そうと「本牧にトンボを育てる会」(その後「よこはまにトンボを育てる会」に改名)などの手によって、環境整備され今に至っています。

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この辺りは、豊かな海と田園が広がる、のどかなで風光明媚なところでした。江戸時代から有数な漁村で、明治40年代からは海苔の養殖も始まり、ますます栄えていきました。遠浅の海岸は、海水浴にも適していて、はじめは外国人専用の海水浴場ができ、(明治時代の日本人は「海水浴」ってしなかったとか)大正初期からは市民も海水浴を楽しむようになったそうです。潮干狩りや海つりなどもでき、遠くからも人が訪れ、商店が建ち並び、にぎやかだったそうです。
戦後、ほとんどの土地を米軍に接収されましたが、海岸だけは残され、豊かな漁業と海水浴場としてのにぎわいは続きました。
しかし、高度成長の波がこの地を一変させました。横浜埠頭拡大計画の一環として、昭和42年、本牧の埋め立てが竣工されました。(本牧漁業協同組合によって立てられた記念碑に、この時の漁民の心情が克明に刻まれていました。)

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44年、市民の憩いの場として「本牧市民公園」が完成しました。
崖や松林など、そのままの地形を生かしながら、池や芝生広場、サイクリングコースを整備し、海の代わりに7,000人が利用できるプールもできました。他にも、テニスコート、運動場(野球・サッカー用)、陶芸センターなどもあります。
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平成元年に横浜市と中国上海市の友好都市締結15周年を記念して、「上海横浜友好園」がつくられました。同時に、崖(昔の海岸線)に沿って、トンボ池もできました。

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息子が小学生低学年の頃は、夏休みになったら、毎日と言っていいくらい、ここに来ていました。久しぶりに来てみたら、あいかわらず親子の憩いの場でした。
これからプールに行く浮き輪を持った親子連れ、泳ぎ終わって濡れた髪のままアイスクリームを食べている子どもたち。ザリガニ取りに、木登り。芝生でかけっこ、ボールなげ。茶髪のパパやレギンスママが「今風」を感じさせますが、子どもはいつの時代も同じですね。
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プールの裏の歩道橋をあがって行くと「本牧臨海公園」に入ります。
さらに100段以上の階段を登ると、展望台があります。枝の間から遠くの海が見えました。
大きな木がうっそうと茂っていて、この日は陽差しは強いものの湿度が低かったので、木陰はひんやりするほどでした。
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左手に八角形の建物。「八聖殿郷土資料館」です。
昭和8年に、青年の精神修養の殿堂として、元内務大臣の安達謙蔵氏が私財を投じて「八聖殿」を建立しました。12年に横浜市に寄贈され、48年に「横浜市八聖殿郷土資料館」と改名されました。1階は、幕末から明治にかけての本牧~根岸の写真、当時の農具、漁具などが展示されています。入場無料です。

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なぜ「八聖殿」という名前なのか、2階の展示室に入った瞬間、わかります。
聖徳太子、弘法大師、親鸞、日蓮、釈迦、孔子、ソクラテス、キリストの8聖人の彫像が並んでいるのです。すべて70年以上前の制作です。一見の価値ありです。
本牧の変わり様を傍らで見続けていた聖人達は、どう思っているのでしょう。優しい表情のお顔を見つめて、心を澄ましても、聞こえてくるのは蝉の声ばかり。

ここから、反対側へ抜けて住宅街を通って、本牧通りに出られます。

7月末に「全国トンボ市民サミット20回大会」が横浜で開催され、ここトンボ池でも様々なイベントが行われました。
この大会は横浜から始まったもので、最初の頃は「いい大人がなんで、トンボ?」と関心は薄かったそうです。しかし、環境問題が深刻化してきた今では、トンボをテーマとした、環境保全、自然再生、環境教育、まちづくりへと展開しています。大人も子どもも遊びながら学ぶ、楽しいイベントをこれからも考えていくとのこと、ぜひ、一度、遊びにいってみてはいかがですか。

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■ 本牧市民公園
住所:横浜市中区三之谷59
駐車場:305台の有料駐車場あり
設備:売店 アクセス:市営バス「本牧市民公園前」「本牧三渓園入口」下車

■ 八聖殿
住所:横浜市中区本牧元町76-1
お問い合わせ:TEL.045-622-2624 FAX.045-622-2657
開館時間:9:30~16:00
休館日:第3水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始他
入館料:無料
駐車場:なし(福祉車両は事前にご連絡ください)