TOP > 静寂の中・山手に香るバラ達に会いに
2009年11月17日
イギリスの庭に憧れて、ガーデンデザイナーになりたいな、と思った時があった。
来る日もガーデン雑誌とにらめっこをして、イングリッシュガーデン関連の記事を読みふけり、バラとそれを取り囲むコンパニオンプランツのとりこになってしまった。
私は自分の小さなベランダに、小鳥や蝶を呼ぶサンクチュアリのような庭を作っているが、でも、
もっと沢山の種類のバラやコンパニオンプランツと緑、ハミングバード達に会いたくなったら、一番身近なイングリッシュガーデン・山手の丘へ上る。
冬支度に入る前の今は、野鳥たちの合図の声、枯葉の鳴る音、木々のざわめきと
それをかき消すように鳴り響く汽笛の音ばかりで人もまばら、生命が生き生きと産声をあげる、春の華やぎの頃とは対照的な山手の晩秋がここにある。
言葉に言い表せないほどの甘く優しい花色。淡い橙から薄桃へのグラデーションは
どこか古風な着物の“ぼかし”を思わせるからか、名を<万葉>という。
ガセボ(東屋)と石製のバードバス。
春にはガセボのまわりが赤いつるバラで覆われ、いつも誰かの休息場所
になっているのに、晩秋の静寂に包まれる今は鳥が通うばかり。
春と秋の花色が微妙に違う、可憐で無邪気な少女のような<マチルダ>
秋の方が淡いピンク色。
ぽつりぽつり、紅葉の始まった秋の庭。
濃桃色のバラが色づきを、野鳥のさえずりが優しい音色を奏で、
静けさの中に生命の息吹を感じる。
優雅な表情の大輪のピンクバラと房咲きのイエローバラ。
コントラストがお互いを引き立てる。
山手資料館。綺麗に手入れされた可愛らしい花壇をバラが彩る。
清らかな純白のアイスバーグは、寒さが増すクリスマス頃まで咲き続ける。
ヨコハマの市花バラ。うつむいて咲く優しいピンク色の
<はまみらい>は今年最後の一輪かも・・・。
ビクトリアン様式の噴水が、イングリッシュガーデンの入り口へと誘う。
先に続く階段式水路カスケードもロマンティックな庭園づくりにかかせない。
山手本通りの秋の散歩道。
このままイタリア庭園までゆっくり歩きたい。
本通りには洋館が立ち並ぶ。
もう少しするとどの洋館も世界各国のクリスマスの飾りつけで道行く人の目を止める。
工夫を凝らしたさまざまなクリスマスイベントも楽しみだ。
<エリスマン邸>
室内には、眺めのよい喫茶室がある。
本牧<ラ・ネージュ>のケーキが
美味しそうに並ぶショーケースに引かれてつい、入ってしまう。
山手には、ケーキの美味しい老舗の喫茶店が何件も点在する。
ここは知る人ぞ知る<えのき邸>。
外のテラス席は軽井沢のような
リゾート感がただよう。
美味しそうなケーキに目移りするけど、せっかくだから
季節を感じる<モンブランのシフォンケーキ>を。
絶品です!